頭痛


 

頭痛は、誰もが経験する一般的な症状であり、その原因や性質によっていくつかの種類に分類されます。

 

大きく分けると、明確な基礎疾患を伴わない一次性頭痛と、他の疾患が原因となって発生する二次性頭痛の二つに分類されます。

 

一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが含まれ、これらは慢性的に繰り返すことが特徴です。

 

二次性頭痛は、脳血管障害や感染症などの疾患、脳震盪などの外傷が含まれます。

 

※今回は一次性頭痛についてお話します。

 


◇頭痛のタイプ(一次性)

 

・片頭痛

 

頭の片側や両側がズキンズキンと脈打つように痛みます。血管が広がって神経を刺激することで起こると考えられています。前兆として、閃輝暗点(視野の異常)が現れる事が多いです。緊張型頭痛と片頭痛の両方を抱えている方もいます。

 

・緊張型頭痛

 

後頭部から頭頂部にかけて、引っ張られ締め付けられるような鈍い痛みが生じます。長時間の同じ姿勢やストレスなどにより、首・肩・背中の筋肉が過剰に緊張することが主な原因とされています。片頭痛と緊張型頭痛の両方を抱えている方もいます。

 

・群発頭痛

 

群発頭痛は、目の奥を中心に強烈な痛みが生じる頭痛で、世界三大激痛疾患の一つといわれています。発症率は約1万人に1人とされる希少疾患です。

 

 


東洋医学「頭痛」の考え方

 

まず、東洋医学における「痛み」の基本的な考え方として、以下の二つの原則があります。

 

1.不通即痛(ふつうそくつう)

 

「通らざればすなわち痛む」という意味で、気血や津液が滞ると痛みが生じるという考え方です。治療としては、滞りを取り除き、気血津液の流れを促進します。

 

2.不即痛(ふえいそくつう)

 

「栄えざればすなわち痛む」という意味で、気血精が不足して組織を十分に滋養できないと痛みが生じるという考え方です。治療としては、気血精を補い、組織の滋養を改善します。

 


1.不通即痛による頭痛

 

・風寒(寒冷)

寒さによる滞りで、頭部の気血の巡りが悪くなります。

 

・風湿(雨や湿気)

湿気による滞り、頭部への巡りが悪くなります。

 

・風熱(炎暑)

暑さで上昇した気が頭部で滞り、気血の巡りが悪くなります。

 

・肝火上炎

ストレスや怒りにより上昇した気が頭部で滞り、気血の巡りが悪くなります。

 

・肝陽上亢

加齢や慢性的な過労・寝不足などに加え、ストレスや怒りにより上昇した気が頭部で滞り、気血の巡りが悪くなります。大炎上になりやすいです。

 

・痰湿

食べ過ぎ飲み過ぎなどにより体内に余分な水分がたまり、気血の巡りが悪くなります。さらに、熱がこもりやすく気を上昇させやすいです。

 

・瘀血

これらの状態↑が長引くと、血が淀んで滞り、気血の巡りが悪くなります。

 

2.不即痛による頭痛

 

・気虚 / 血虚 / 精虚

過労、寝不足、病後、産後、出血などで気・血・精を消耗し、頭部を滋養出来なくなり頭痛が起こります。

 

 


◇「頭痛」鍼灸治療

 

これらの視点を踏まえ、問診と全身の状態を確認したうえで、気・血・津液、五臓六腑、経絡のバランスを総合的に判断し、選定した経穴(ツボ)に鍼や灸を用いて適切な刺激を送り「頭痛」の改善を図ります。

 

「頭痛」でお困りの方はご予約、またはお気軽にご相談ください。

 

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